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受注生産を革新する新たなPLM戦略:バリエーション・マネジメント最前線

ものが市場にあふれてきた現代、ユーザーの指向も多様化し、単一モデル販売ではもはや競争に勝つことができなくなっていきます。ユーザーの細かな好みに合わせる方向に、販売競争が進んでいったからです。つまり、初期の個別受注生産→普及期の大量見込生産→成熟期の繰り返し受注生産(マスカスタマイゼーション)とマーケットの生産・販売形態が変遷しています。

 従来の一品一様でのすり合わせでは、確かにきめ細かな対応が可能ですが、長納期・高コスト化は避けられません。ベースとなる製品に対し寸法・色違いといった多数のバリエーションを揃え、より早く、適正な価格でお客様の要望に応えることで、お客様とのエンゲージを高め価値創出につながるものと考えます。しかしその一方で、設計・製造部門にはバリエーション増大による「BOM」「BOP」「図面」のマネジメントといった非常に大きな負荷が発生します。

 本セミナーでは、爆発的に増大する基準情報(BOM・BOP・図面)を必要な時に動的に生成、出図までを自動化するPLMソリューションを紹介、受注生産モデルを変革させる糸口をお伝えします。製品のものづくりに関するルールに基づき、制約事項を加味して工程や必要となる部材・リソースの所要量情報の基を整備し、生産管理システムや需給計画システムと連携する事で、バリエーションに対するマネジメント工数を激減させます。生産能力に紐づいた生産計画立案や、原価や工程の見直しに向けたシミュレーション用の基礎情報としても効果を発揮します。

開催概要

タイトル 受注生産を革新する新たなPLM戦略:バリエーション・マネジメント最前線
開催日時 2025年2月20日(木)14:00~14:45
形式 Zoomオンラインセミナー
* 事前にお申込みいただいた後、当社から参加方法をメールにてご案内します。
 PC、スマートフォン、タブレットからWebブラウザでご視聴が可能です。
受講料 無料(オンライン事前登録制)
定員 300名
主催 株式会社日立ソリューションズ西日本
協賛 株式会社エクサ
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都合により内容が変更される場合がございます。予めご了承ください。
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定員に達した場合は、お申込みを締切とさせていただきます。
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開催日の1営業日前で、お申込みを締切とさせていただきます。
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主催社の競合企業にお勤めの方および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。

プログラム

 
14:00~14:05 はじめに:PLMを活用したバリエーション管理の重要性について
現代の市場では、大量生産から少量多品種生産といった製品の多様化に伴い、顧客ニーズに対応することが競争力の鍵となります。しかし、管理が不十分だと品質問題やコスト増加、顧客満足度の低下といった課題がビジネス全体に悪影響を及ぼします。PLMおよびバーリエーション管理の重要性と活用方法について解説します。

 株式会社日立ソリューションズ西日本 ソリューションビジネス営業部
 繁竹 徹
14:05~14:15

脱・分断! PLMで現場のムダと遅れに終止符を打つ
PLM(製品ライフサイクル管理)は、製品開発の「ムダ」「遅れ」「分断」を排除する手法です。情報がサイロ化し、意思決定が遅れる、設計変更が現場と乖離する――こうした課題が競争力を奪います。PLMは全プロセスを一元管理し、リードタイム短縮と情報連携の最適化を実現。「つながらない現場」から脱却し、スピードと精度を両立する仕組みを構築します。変革を求める方へ、PLMの真価をお伝えします。

 株式会社日立ソリューションズ西日本 ソリューションビジネス営業部
 繁竹 徹

14:15~14:35

工場内サプライチェーンを揺るがす「個別性の罠」からの回避
製品によっては、数百万・数千万を超えるバリエーションを持つBOMを、目的毎に粒度と情報を付加し用意することは多大なコストと時間を要し、複雑性も増していきます。本セッションでは、製品を製造する際のBOMとBOPの関係性をルール化し、パラメトリックに自動生成することで効率良く運用を実現する方法を説明いたします。

 株式会社エクサ Smartマニュファクチュアリング開発部
 久保 晋

14:35~14:45

PLM×自動化(Hi-PerBT×SPBOM)で、現場のムダとミスを撲滅・スピードの最速化
バリエーション管理によるBOM自動生成で設計・製造のムダを排除し、PLMでデータを一元管理。さらに、仕様情報から図面を自動生成し、人的ミスや確認漏れをゼロへと導きます。製品多様化と頻繁な設計変更に振り回される現場から脱却し、スピードと精度を両立させる仕組みを構築。PLM×自動化の最前線をお届けします。

 株式会社日立ソリューションズ西日本 ソリューションビジネス営業部
 繁竹 徹