企業間業務のデジタル化と業務フローの効率化を同時に実現

近年、労働人口の減少に伴う人手不足や、顧客ニーズの多様化に対応するため、DXを推進して業務の効率化・省力化を図る金融機関が増加している。クラウドサービスの普及により、ITインフラ構築・運用に関する課題は徐々に解消されつつあるが、金融業界の企業間業務には、依然として紙書類やFAXを用いたアナログ的な手法が根強く残っている。この結果、金融機関内部のデジタル化が進む一方で、企業間にまたがる業務は遅れる傾向が見られる。紙ベースのアナログ的な企業間業務が残存していることは、DXの本質である「データドリブン企業への転換」を阻害する要因となり得る。とはいえ企業間業務のデジタル化は、どちらか一方が進めればよいものではなく、業務を共通してデジタル化できる仕組みを用意する必要があり、常に難易度の高いタスクといえる。
金融機関と取引先企業における企業間業務の課題を整理するとともに、長年根付いた紙中心の企業文化を見直すためのアプローチを検討する。加えて、各社が個別にシステム構築を行うことなく、企業間業務のデジタル化と業務フローの効率化を同時に実現する「ファイル共有サービス」の有用性について解説していく。

主な目次

  1. 企業間業務に潜む3つの課題―コスト・統制・業務負荷
  2. 紙・FAXを前提とした業務フローをデジタル化する「ファイル共有サービス」
  3. 金融業界での導入実績豊富なSEが伴走。企業価値の向上に貢献