“モノづくり”の現場において重要な役割を担う設計資産

現代のビジネスで競争力を維持するためには、ITの活用がもはや不可欠といえる。製造業においても同様で、多くの企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)実現に向けた取り組みが推進されている。
とはいえ、“モノづくり”の現場において重要な役割を担う設計資産は、未だに紙の図面で管理している企業が少なくないのが現状だ。紙というアナログ媒体のままでは、保管場所や品質の維持にコストとリソースを割かねばならず、必要な図面を検索するだけでも膨大な手間と時間がかかってしまう。
また体系的な管理も難しいため、重複図番が存在していたり、製造・調達といった他部門や外注先に最新版ではない図面が共有されてしまったりといった問題も起こりがちで、円滑な業務を妨げる要因となっている。もちろん、アナログでの図面管理は紛失や盗難といったセキュリティ上のリスクも増大させる。